はじめに本番稼働後のSAPシステムの監視では、システム全体のリソース・パフォーマンス・ショートダンプなどの障害など、ベーシス観点の項目を対象することが一般的です。しかし、これらの監視項目が正常な値を示していたとしても、システムに実装されているビジネスプロセスが滞りなく行われているかどうかは評価できません。例えば、システムリソースに十分な余裕があり、また、エラーなどが発生していない状況でも、想定される件数の伝票が登録されていない、処理が未完了のまま滞留している伝票が多い、などといった業務観点での問...