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SAP Inside Track Tokyo 2023
SAP Community イベントの第4週目が3/2(木)にオンラインにて開催されました。


毎週木曜日開催で濃厚な全5回シリーズとなっています!

今回は、sitTokyoの大本命、「開発&自動化」です!!大変盛り上がったその様子をレポートいたします!
※著作権に関する断り書き:本ブログはイベント運営メンバーから依頼を受け執筆しています。事前にイベントのパネラー及び参加者全員に対して、本ブログにてイベントの内容が公開されることを周知し同意を得ています。

 

今年の #sitTokyo のテーマは「Keep connection, Discovery more. – みんなでもっと学びあい!です。











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それでは、気になる本編のご紹介です。

目次

  • 3/2(木) App Dev & Automationトラックまとめ

  • オープニング

  • SAP Build Apps の Sandbox 環境を触ってみた!(※)

  • ここが変わった!SAP AppGyver → SAP Build Apps(※)

  • SAP Build Process Automation による請求書登録の自動化!デモをたくさんお見せします!

  • SAP Event Meshでイベントドリブンアーキテクチャを試してみた!

  • SAP BTPのFaaSを活用しよう~Kymaを活用したイベント連携機能の紹介

  • クロージング


※実際の発表順から変更してご紹介します






3/2(木) App Dev & Automationトラックまとめ















参加者 48社 100名(うち、SAP社員15名)
満足度 4.7点(5点満点) 内容4.7, 運営4.7, パネリスト陣4.7

100名の方々にお集まりいただきました!満足度も4.7点とかなりの高評価でした✌

Twitter #sitTokyo:https://twitter.com/hashtag/sittokyo




オープニング


今回のナビゲータは r_asai さんと minok104 さんです。オープニングからライブアンケートによる視聴者参加型のトークが展開されました。

例えば、こんな質問。











sitTokyoベテランの方もいらっしゃれば、初心者の方も多く参加されていました!私は今回2回目の参加ですが、今後も登壇目指して参加し続けます! 今回の目玉トピックであるノーコードツールですが、各企業のIT社員が使用するのでは?という意見が多かったです。将来的にはビジネス側社員がサクッと作れるツールとなっていくのだろうと思います。

さて、ここからはセッションのご紹介です。




SAP Build Apps の Sandbox 環境を触ってみた! by iso_yuto さん


磯上さんには本日2番目に発表いただきましたが、このセッションを最初に見るとSAP Buildの全体像が分かるため、最初にご紹介させていただきます!



















セッションの冒頭に、出たばかりの新規サービスに対してどう手を付けるか、アンケートを取りました。
とりあえず実機を触って覚えるという行動派が多いようですね。Basisの方はドキュメントをよく読む慎重派が多いという説は面白かったです。
つい最近リリースされたSAP Build Appsについて、AppGyverからSAP Biuldの一員となるまでの過程を一発で理解できるのがこの図です!
この図を頭に入れておくと、初学者としては非常にとっつきやすいです。
冒頭のアンケートの伏線回収にもなりますが、Sandbox環境やBTP Free Tier環境で、実際に触ってみる方法についてご案内いただきました!
Build Appsではバックエンド開発を可能とするVisual Cloud Functionsという機能が加わりました。今回は実際にその新機能を利用してバックエンドを開発したアプリをご紹介いただきました。

このセッションを見るだけで、SAP Build Appsの始め方が簡単にわかる内容となっています!まだ触ったことのない方は、ぜひ録画も見て頂きトライしてみてくださいね。

 




ここが変わった!SAP AppGyver → SAP Build Apps by ariyama_yuichi さん


昨年のLCNCハッカソンのチャンピオンである有山さんに登壇頂き、ハッカソン当時はリリースされていなかったBuild Appsの機能を用いて、ハッカソンアプリをアップデート頂きました!



















ハッカソンで作成したピッキング業務アプリの中で、今回は特にバックエンド開発におけるアップデートをご紹介いただきました!
SAP Build Appsで加わったDestination Serviceによって基幹システムからデータを取得したり、
従来プロコードのCAP+HANA Cloudで実装していたバックエンドを、Visual Cloud functionによって基幹システムに影響を与えない形でデータを持ちロジックを組んだりするノウハウを、機能制約も含めて解説頂きました。
まだまだ市民開発者だけで作るのは難しい印象のバックエンド開発ですが、従来に比べれば敷居の低い選択肢ができたのではないかというご感想でした。

セッションの最後には、APIが分かっていれば1か月位でバックエンドまで理解してプロダクトを作ることができるとのコメントもありました。私はCAPとやらが手も足も出なかったので、こちらぜひトライしてみたいです!

 




SAP Build Process Automation による請求書登録の自動化!デモをたくさんお見せします! by takayuki_tanaka さん & na7010 さん


SAP社のPresalesとして活躍されている田中さんと秋山さんのお二人からは、SAP Buildの仲間の一つ、Process Automationについてその魅力をたっぷりとご紹介いただきました!















SAP Build Process AutomationはRPAとワークフローを組合せたプロセス自動化ツールになります。
今回は、手入力によるミスや作業煩雑性が課題となりがちな請求書登録作業の自動化をデモいただきました!
OCR技術による請求書情報の読み取りや、読み取った値からの承認ロジックの分岐といった技も織り交ぜつつ最後はAPIによってS/4に請求書登録を行うフローとなっています。

例えば右図は、OCRの設定画面になります。この画面に限らず全体的にパッと見でわかりやすい画面となっており、ユーザが直感的な操作で実装することができそうでした!



アクションで呼び出せるAPIも色々ありそうでしたので、様々な業務に対してユースケースが作れそうだなと思いました!出たばかりで知名度の高くないツールだそうですが、これからどんどん活用されていきそうです。

 




SAP Event Meshでイベントドリブンアーキテクチャを試してみた! by jun_ishikawa さん


続いて、社会人3年目の石川さんには、SAP Event Meshを含め沢山のサービスを利用して作成されたイベントドリブンアーキテクチャをご紹介いただきました!石川さんの知見がぎゅっと詰まったプロダクトになっています!















SAP Event Meshとは、送信側システムから送信されたメッセージを振り分け、受信側システムへと繋ぐ役割を果たすものです。メッセージを振り分けるTopicと、振り分けられたメッセージをため込む箱であるQueueで構成されます。受信側システムはQueueにため込まれたメッセージを取りに行って動作するのが一般的とのことです。
今回デモいただいたのは、S/4 HANA Cloudの購買発注を、S/4 HANA Cloud外で承認する業務シナリオです!
購買発注が登録された瞬間にEnterprise Event Enablement・Event Mesh・SAP Cloud Integrationを利用してリアルタイムにSlackに通知が飛び、承認者が承認ボタンを押すとProcess Automationにより承認プロセスが自動で走る仕組みとなっています。
今回のデモでは本当にサービスが数珠繋ぎのように組み合わさり、私も聞いていて快感を覚えました!石川さんはこれをピタゴラスイッチを作っている感覚と形容しており、完成した瞬間はさぞかし気持ちのいいものだろうなと想像してしましました(笑)

SAP Event Meshは無料のBTP Trialアカウントでも試すことが出来るそうなので、興味が湧いた皆さまは即行動あるのみ!です!!

 




SAP BTPのFaaSを活用しよう~Kymaを活用したイベント連携機能の紹介 by watarunanasaki さん


最後に七崎さんにご登壇頂き、Kymaを用いて利用することのできるFaaS(Function as a Service)について詳細に解説いただきました!私含めイベント参加者の多くの方がKymaに馴染みのない方々でしたが、KymaのFaaSがどんなものか知ることが出来ました!

















Kymaとは、Cloud Foundry runtimeやABAP runtimeと並ぶBTPのランタイムの1つです。

Kymaでは、サーバーを意識することなくコンパクトなリソースでFunctionを作成し、ロジック実装を行えるFaaSを提供しています。

AWSでいうLambdaサービスに相当します。


KymaのFaaSは、SAPの様々なSaaS製品からApplication Connectorを用いて簡単に連携できそこで起こったEventをきっかけにトリガできるそうです。

また、外部にRest APIとして公開しそれを呼び出すことによってトリガさせることもできるそうです。
Kyma FaaSのユースケースとして右の例をご紹介いただきました!SAP製品との連携ももちろん、API経由のアクセスを考えるとユースケースはいくらでも無数に存在しそうです。

私は正直触れたこともない世界でしたが、KymaのFaaSがどんなものかイメージを掴むことが出来ました!また今後のSitTokyoのどこかのイベントにて、七崎さんからデモを見せて頂けるとのことなので、楽しみにしたいと思います。

 




クロージング


参加者のこの後のアウトプットと満足度のアンケートでクロージング。

#sitTokyoではどんな形であってもアウトプット大歓迎です!ツイートでもコメントでも是非ご自身の感想をアウトプットしてみてください!








最後に、パネリストの皆さん、スタッフの皆さん、参加者の皆さんありがとうございました!

ではでは

 
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